こんにちは、くらりです!
さて、今この記事を読んでいるということはあなた(のお子様)はダンスインストラクターへの道を考えているということですね?
将来進む道を思案する気持ち、すごくわかります。当時中学生だったボクもたくさん悩みました。
これからお伝えするのは一般論ではなくボク自身が歩んできた実体験を赤裸々にまとめたものです。
そのためそのまま真似できるかというと残念ながらかなり再現性は低いですが、一つの参考情報として役立てていただきたいと考えて書くことにしました。
さて、前置きはこれくらいにしておいて早速本題に入っていきましょう。
ストリートダンスの資格について
まず結論からお伝えすると、ダンスインストラクターとして仕事をするのは無資格でできます!
そして詳しい資格についての話や現状のダンスインストラクターになる手順についてはDewsで分かりやすくまとめてありますので、ぜひそちらをご覧ください。
ボク視点でのこれに関してお伝えしたいことは、「無資格の良し悪し」と「ストリートダンス検定」についてです。
無資格のメリット・デメリット
資格が無くて良い点はやはり誰でもインストラクターになれる可能性があるということです。
一定の決められた条件があるわけではないので、チャンスさえ掴めば高校生でもインストラクターをしている方もいます。
実際にボクが以前勤めていたダンスカンパニーでも、中学生でアシスタント、高校生からインストラクターデビューした子がボクの知る限りでも5人ほどいました。
また、海外では小学生でレギュラーレッスンを担当してるケースも聞いたことがあります。
若い時から仕事になるなんて、とても夢がありますよね。
ですが一方でデメリットもあります。
それは誰でもなれるが故に、インストラクターの育成環境はその人の運次第、そしてインストラクターの指導レベルもピンキリということです。
詳しくは先述のDewsのサイトをご覧いただければと思いますが、基本的にはダンスインストラクターはどこかのダンススタジオに勤務することになります。
そこで1から指導経験を積んでいくわけですが、特に全国統一の試験があるわけでも無いので、スタジオからレッスン枠だけ渡されると自分でいきなりレッスンを始めて、我流でレッスンの進め方や作り方を体得していくことになります。
スタジオが指導方法を教えてくれる環境があることは稀で、通常インストラクターの多くはこれまで生徒としてレッスンを受けてきた経験を思い出しながら、自分のレッスン方法を仕上げていきます。
つまり「自分でなんとかしないといけない」ということです。
これ自体はデメリットというより人によって受け取り方は様々で、一人で気楽にできるから良いと考える人もいれば、マニュアルが無いなんて怖いっ!と感じる人もいます。
ですが、このことで結果的に先生の指導レベルが(オブラートを破いて言いますと)バラバラ。
ハッキリ言って、教え方が下手な先生もたくさんいます。
(その逆も然り)
それが生徒さんからしたら、可哀想だなぁ〜と思うことはしばしばあります。苦笑
(自分のことを棚に上げまくってます)
ストリートダンス検定について
これもその他のサイトで詳しく語られていますので、ここでは内容については省略します。
ただ現状、ダンスインストラクター業界ではまだこの検定は機能していません。
つまり、この検定を持っていたら優先的に採用するとか、この検定が必須というダンススタジオは聞いたことがありません。
※一部、ストリートダンス協会と関係の深い大手スタジオではこの検定を基準にしているようですが…
そもそもボク自身はストリートダンスに検定制度とはなんぞ…という懐疑派です。
これについては長くなりそうなので、また別の機会にしましょう。
超リアルな【実体験】ボクがダンスインストラクターになれた方法
きっと皆さんが気になるのは、平均的な話ではなく具体的な体験談だと思います。
ということでここからは、ボク自身が実際にダンスインストラクターになった方法を順を追ってお伝えしていきます。
ひとつ注意していただきたいのは、これを知ったからといって再現できる可能性は低いということです。
ですがインストラクターを目指している方にとってこういった情報は、少しでも励みになるのではないかと思いますので書くことにしました。
まずボクは小学一年生の時にダンスを始めました。
その時は地元のフィットネスクラブ(プール、室内テニス、エアロビクスなど)の中のキッズダンスレッスンを受講していました。
今から20年以上前なのでにわかには信じられないかもしれませんが、その時のボクの先生は女性の方でエアロビクス出身でストリートダンスは後から学んだこともあり、レッスンはLOCK, HIPHOP, BREAK, JAZZが入り混じった内容でした。
そんなことあるぅ?と思いますよね。笑
当時はまだストリートダンスは「ヤンチャな子がするもの」という悪いイメージが世間ではあり、かといってどんな踊りなのかを知る人も少なかったので、とにかくチャラチャラしてると思われていました。
そして、中学でフィットネスクラブからまだ当時珍しかったストリートダンススタジオに場所を変え、週6日レッスンに通う日々。
中学一年生の時に先輩に誘っていただいてワールドヒップホップダンスチャンピオンシップという世界大会に出場しチームで日本予選を突破して日本代表チームとしてアメリカ・ロサンゼルスの世界大会に挑戦しました。
高校生になると、ダンスで生きていくことに現実味を感じなくなってきて、ダンスと疎遠になりました。
ですが大学生になり、一回生の秋。
中学の時に通っていたダンススタジオのスタッフさんから突然の電話。
驚いて電話に出ると「うちのダンススタジオでインストラクター兼スタッフをしてくれないか?」と直々にオファーをしていただきました。
その当時、ちょうどボク自身も平凡な大学生活を送っていて何か行動を起こさないとと思っていたタイミングでした。
何かの役に立つはずだと元々興味のあった心理学を専攻し、ダンスサークルとハンググライダーサークルに所属して活動して、マクドナルドのアルバイトで深夜のマネージャーをしていたのです。
おい!な〜んやそのありきたりな大学生の日常!!
そう感じていた時のオファーだったので、即答で「やりたいです」と返事しました。
これが、ボクがダンスインストラクターになった流れです。
お察しの通り、ダンスインストラクターを目指して何か工夫した結果・・・というわけでは無くたまたま丁度いいお話をもらったのです。
何か秘策があるんじゃないかと思ってここまで読んでくださった方には本当に期待外れで申し訳ないのですが、これが事実です。
ただ、これで終わっては身も蓋もないので、最後に考察をして締めくくりましょう。
最後に(考察)
この1体験談からボク自身が感じたことは、日々の積み重ねが生きてくるということです。
お前が調子乗んなよ!( ゚д゚)
という声が聞こえてきそうですが、あえてお伝えさせてください。
というのも、チャンスそのものは偶然が重なり降ってきたものですが、これを無事にキャッチできるかどうかはそれまでのダンスに対する向き合い方で決まると感じたからです。
中学生の時に週6日で通いながら同スタジオで開講していた「プロ養成クラス」のオーディションを受けて合格したのちに2年間そこでやっていた自分の姿をそのスタップさんは見ていました。
また、高校生の時は学校にダンス部がなかったので入部早々に生徒部に直談判してダンス同好会なら作って良いと許可を取り、1年に1回の文化祭で有志を募ってダンスショーを披露する活動をしていました。
大学ではダンスサークルに入って、毎週金土日は探せばどこかでダンスバトルが開催されていたのでとにかく出まくって経験値を積み、そこで学外のダンサーや同年代ですでにプロとして活躍しているダンサー達とのつながりもできました。
こうしたことが結果的にチャンスを掴むことに繋がって、ダンスインストラクターとしてデビューした後も、高校生の時のど素人にダンスを教えた経験が役に立ったり、大学で知り合ったプロダンサーを自分のダンスカンパニーにワークショップ講師として招待することができたりしました。
また今は個人でダンスレッスンを開講したり、ジモティーを駆使したり、オンラインレッスンという新しい市場が生まれたりとレッスンの形式が様々ですし、テーマパークダンサーでもジャズバレエだけでなくストリートダンサーとして踊れる流れもあり、ダンサーとしての活動の道も増えました。
大金持ちになることはなかなか2021年現在では狭き門です。
ですが自分が情熱を注げるストリートダンスを使って仕事ができる可能性は、大いにあるでしょう。
自分のダンスを磨きつつ、随時いろんなところにアンテナを張って情報収集していきましょう。
ではまた👋
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